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財務担当者がどよのよう二つの大きな問題ーどの実物資産に投資すべきか、どのように資金を調達するべきかーに直面するかについて述べてきた。投資の決定は、一般的には資金調達の決定に先行する。このブログもこの順番で説明していこう第1部から第3部までは、そのほとんどが投資決定の様々な側面について説明するものである。第1のトピックは、第2章から第12章で議論される。

第4部から第7部は、資金調達の決定に関する章である。第4部は、三つの一般的な問題を考えることから始まる。財務担当者は、市場は企業の発行する証券を適正に評価していると仮定できるのだろうか。企業にとっての主要な資金調達手段は何か。そして、新しい証券を発行する手続きはどのようなものだろうか。続く第5部でも、資金調達の決定について分析する。株主に対してどの程度の利益還元を行うべきか、また、どの程度借り入れるべきか、について考察する。次には、オプションとその価格付けについて検討する。オプションは企業の発行する証券に付与されていることがよくあり、また、企業が所有する実物資産に潜んでいることも多い。オプションを完全に理解した後に、第7部で、負債の評価方法と様々な種類の負債による資金調達について検討しよう。

財務担当者の仕事の重要な一部は、企業がどのリスクを負うべきであり、また、どのリスクは排除しえるかを判断することにある。第8部では、リスク管理について、国内的および国際的な視点から検証する。

第9部では、財務計画と短期の財務管理を取り上げる。短期と長期の予測、短期の借入れや投資のチャネル、現金や市場性のある証券の管理、および売掛金(企業により顧客へ貸し付けられた資金)の管理などの様々な実務的な問題を議論する。

第10部では、合併と買収、そして、より一般的に企業の支配権とガバナンスについて検討する。また、経営陣に適切な誘因を与えつつ、外部の投資家による適切な程度の支配を実現するために、各国の会社がどのような構造とされているのかについても考察する。

第11部は、われわれの結論である。また、ファイナンスに関して我々がわかっていないことのいくつかについても考察する。もし、これらの難問のいずれかを最初に解くことができれば、当然ながら、あなたは有名になれるだろう。
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